なでしこでは、変数を利用して、計算を分かりやすくすることができます。
変数とは、メモリ上に確保した入れ物のことです。値を記憶しておくことができます。
以下は、「リンゴ値段」と「リンゴ個数」という変数を定義して、計算の中で利用します。
変数名はアルファベットと数字・アンダーバー(_)・カタカナ・漢字・ひらがな・絵文字・その他の国の文字が使えます。ただし、以下のルールがあります。
文法上のキーワードが以下です。以下のものは変数名として使えません。プログラムを実行すると文法上のキーワード(予約語)の一覧が表示されます。
変数名 | OKかNGか | 理由 |
---|---|---|
12号クジラ | ❌NG | 数字から始まっているためNG |
クジラ12号 | OK | 二文字目以降なら数字も使える |
十二号クジラ | OK | 漢数字は漢字なので変数名として使える |
完熟とまと | ❌NG | 助詞「と」を含んでる |
トマト | OK | カタカナであればOK |
リンゴの値段 | ❌NG | 助詞「の」を含んでいる |
リンゴ値段 | OK | 途中にひらがなの助詞がなければOK |
関数 | ❌NG | 文法上のキーワードは利用不可 |
判定関数 | OK | キーワードと完全一致でなければOK |
変数 | ❌NG | 文法上のキーワードは利用不可 |
管理用変数 | OK | キーワードと完全一致でなければOK |
文法構成要素として 『回』『間』『以上』『以下』『超』『未満』『かつ』『または』を使うため、これらの語句を含む変数名を使うことはできません。
その代わり、本来『(N)回「あ」と表示』と書くべきところを『N回「あ」と表示』と書くことができます。
《バナナの値段》のように「二重山かっこ」で括った語句は一つの単語として扱われます。
【メモ】ただし二重かっこに似た記号に非常に小さい大きいを表す『≪≫』があり、二重山括弧『《》』と異なるので注意が必要です。日本語入力では「かっこ」と書くと変換できます。
変数に値を代入する方法は以下をご覧ください。