変数について *

なでしこでは、変数を利用して、計算を分かりやすくすることができます。
変数とは、メモリ上に確保した入れ物のことです。値を記憶しておくことができます。

以下は、「リンゴ値段」と「リンゴ個数」という変数を定義して、計算の中で利用します。

   v3.5.3

変数名について *

変数名はアルファベットと数字・アンダーバー(_)・カタカナ・漢字・ひらがな・絵文字・その他の国の文字が使えます。ただし、以下のルールがあります。

  • (1) 数字から変数名をはじめることはできません。
  • (2) 文法上のキーワードを変数名として使うことはできません。
  • (3) ひらがなを使う場合、「を」「から」「の」「へ」「に」などの助詞を含めることはできません。そのため、変数名は漢字かカタカナ、アルファベットを使うのがオススメです。

文法上のキーワード一覧 *

文法上のキーワードが以下です。以下のものは変数名として使えません。プログラムを実行すると文法上のキーワード(予約語)の一覧が表示されます。

   v3.5.3

変数使える使えないの表 *

変数名

OKかNGか

理由

12号クジラ

❌NG

数字から始まっているためNG

クジラ12号

OK

二文字目以降なら数字も使える

十二号クジラ

OK

漢数字は漢字なので変数名として使える

完熟とまと

❌NG

助詞「と」を含んでる

トマト

OK

カタカナであればOK

リンゴの値段

❌NG

助詞「の」を含んでいる

リンゴ値段

OK

途中にひらがなの助詞がなければOK

関数

❌NG

文法上のキーワードは利用不可

判定関数

OK

キーワードと完全一致でなければOK

変数

❌NG

文法上のキーワードは利用不可

管理用変数

OK

キーワードと完全一致でなければOK

変数名の特別ルール *

文法構成要素として 『回』『間』『以上』『以下』『超』『未満』『かつ』『または』を使うため、これらの語句を含む変数名を使うことはできません。

その代わり、本来『(N)回「あ」と表示』と書くべきところを『N回「あ」と表示』と書くことができます。

強制変数《変数名》の仕様 *

《バナナの値段》のように「二重山かっこ」で括った語句は一つの単語として扱われます。

   v3.5.3

【メモ】ただし二重かっこに似た記号に非常に小さい大きいを表す『≪≫』があり、二重山括弧『《》』と異なるので注意が必要です。日本語入力では「かっこ」と書くと変換できます。

代入文 *

変数に値を代入する方法は以下をご覧ください。

変数を使った計算 *

   v3.5.3

BMIの計算 *

   v3.5.3

関連事項 *