分類 | 分類/システム/コマンドライン・環境変数 |
種類 | 変数 |
初期値 | |
説明 | プログラム起動時のコマンドライン引数を配列形式で得る |
識別 | id:190 |
プログラム実行時にパラメーターとして渡された、コマンドライン引数を保持している配列です。
コマンドライン[0]にはプログラム自身のフルパスが入り、
コマンドライン[1]以降にアイコンにドラッグ&ドロップされたファイルのフルパスやオプション等が入っています。
なでしこパッドの「実行ファイル作成」で作成された実行ファイルの場合、
コマンドライン[0]には実行ファイル(*.exe)のフルパスが入っています。
コマンドラインを表示
ちなみに、なでしこで作成するプログラムで、関連付けを実装する場合、なでしこエディタより実行すると「コマンドライン¥1」には、「-debug::*」が入ります。(*は、なでしこのWindowハンドルを表します。)
このコマンドラインは、テキストエディタなどを作成する時に邪魔になりますので、以下のプログラムをプログラムの最初に挿入して、なでしこエディタから実行しても、「-debug::*」というファイルを開いたエラーが出ないように注意しておく必要があります。
もし、コマンドライン¥1が「-debug::*」にワイルドカード一致ならば、 コマンドライン¥1は空。
「コマンドライン」は、実行時の指定オプションなどをプログラム中で使用できるよう取り込むためのシステム変数です。
たとえば、なでしこで作成した次のようなプログラム(test.nako)があって、そこから実行ファイル(test.exe)を生成したとします。
#test.nako コマンドラインを反復する 「{回数}:{対象}」を表示
この実行ファイル(test.exe)をダブルクリックすると、次のように出力されます。ファイルパスは、test.exeが格納されているフォルダのパスです(例えば C:\Documents and Settings\myname\My Documents)
1:(ファイルパス)\test.exe
Windowsのコマンドプロンプトやバッチファイルから呼び出したり、「プログラムを指定して実行」で次のように呼び出すと、
test.exe aaa bbb
その出力結果は、
1:(ファイルパス)\test.exe 2:aaa 3:bbb
となります。呼出し時のパラメータは配列として読み込まれるので、それを分解すれば、望みのパラメータを取り込める訳です。
なでしこエディタ内から起動した場合は、
1:(ファイルパス)\test.exe 2:-debug::*****
となります。(*****は、なでしこのWindowハンドルを表します。)