非同期モードについて *
v3.2.44以降で利用が非推奨になり、2023年6月に完全に廃止されます。
代わりに、非同期専用命令を使ってください。
→詳しい情報
非同期モードを使うと、なでしこのプログラムを完全に非同期で実行できます。非同期モードを使うには、「!非同期モード」とプログラムの先頭に記述します。
(メモ) また、なでしこ簡易エディタや貯蔵庫を使わないでHTMLでなでしこを使う場合には、「<script src="/<path>/nako_gen_async.js">」の宣言を追加してください。
非同期モードでは、以下のように「N秒待機」や「AJAX受信」が使えます。
非同期モードのポイントは、敢えてコールバック関数や逐次実行の構文を使う必要がありません。自然にプログラムを記述できます。
【メモ】現在、処理速度を稼ぐために、「N秒待機」を記述してはじめて、ブラウザのアイドル処理を経由します。
非同期モードに対応している関数 *
非同期モードに対応している関数は次の通りです。
非同期モードの欠点 *
非同期モードは、なでしこのプログラムを直接ブラウザで実行できるJavaScriptに変換するのではなく、擬似的なバイトコードに変化して一行ずつ実行する方式に変換します。そのため、実行速度はかなり低下します。
【実行速度の比較】:
モード
| FIB35の計算
| FIB40の計算
|
同期モード
| 0.3
| 2.7
|
非同期モード
| 2.9
| 37.8
|
このように、非同期モードは圧倒的に動作が遅いのですが、上から下へと実行できるプログラムを記述できます。
参考 *