逐次実行について(非同期処理) *

【重要】
v3.2.44以降、利用が非推奨となり、v3.5.1以降(2024年3月)で廃止されました。
代わりに、非同期専用命令を使ってください。
→詳しい情報

Webブラウザ上でネットワークを処理したり、ローカルPC上でデータベースにアクセスしたりする場合、非同期処理を記述しなくてはなりません。その場合『逐次実行』構文を利用する必要があります。

特に、なでしこの命令に『**逐次**』という名前のものがあれば、それは『逐次実行』命令と組み合わせて使う必要があります。

[書式] 一番簡単な使い方
逐次実行
  # ここに逐次処理を記述。
  # ここに逐次処理を記述。
  # ここに逐次処理を記述。
ここまで。
[書式] エラー処理をしたい場合
逐次実行
  # ここに逐次処理を記述。
  # ここに逐次処理を記述。
  # ここに逐次処理を記述。
エラーならば
  # ここに逐次実行でエラーが出たときの処理
ここまで。

なお、エラーが起きた時には、「エラーならば」の部分が実行され、変数『エラーメッセージ』に理由が代入されます。

それから、同時に実行したい部分を「先へ...ここまで」のようにブロックを指定して、次の書式で記述します。

[書式]
逐次実行
 先に
  # ここに逐次処理を記述。
  # ここに逐次処理を記述。
 ここまで。
 次に
  # ここに逐次処理を記述。
  # ここに逐次処理を記述。
 ここまで。
 次に
  # ここに逐次処理を記述。
  # ここに逐次処理を記述。
 ここまで。
エラーならば
 # ここにエラーが起きた時の処理
ここまで。

利用例 *

『逐次実行』構文は以下のように記述できます。『逐次実行』から『ここまで』の間に書いた文を非同期で実行します。以下のプログラムを実行すると一秒ごとに「い」「ろ」「は」と表示します。

   v3.6.22

『HTTP逐次取得』命令と組み合わせる *

AJAX処理にも力を発揮します。

   v3.6.22

(重要)『逐次実行』が実行されるタイミングについて *

『逐次実行』構文を使うとプログラムは非同期で実行されます。つまり、普通のプログラム(『逐次実行』から『ここまで』以外)が一通り終了したタイミングで実行されます。

そのため、『逐次実行』構文以降にプログラムを実行したい場合には、『逐次実行』の最後に実行したいプログラムを記述する必要があります。

   v3.6.22

「逐次実行」の中での繰り返し処理はできない *

逐次実行の中で繰り返し構文を書いた時は、その処理が逐次実行されることはありませんので注意が必要です。繰り返しが必要な場合には、文法/非同期モードを利用してください。

参考 *

(メモ) v3.2.1で変わった『逐次実行』構文 *

以下で議論され動作が修正されました。

  • #912
  • #717
  • 「先に」「次に」を書かなくても使えます。
  • それでも、「次に」「先に」を書くと、そこから「ここまで」のようにブロックを指定できます。
  • エラー時の処理を記述できます。
   v3.6.22