インラインインデント構文 *

なでしこv1のインデント構文を実現するのが、文法/インデント構文ですが、プログラムの冒頭に「!インデント構文」と記述する必要がありました。それほど面倒ではないものの、もっと手軽に使えると便利です。そこで導入されたのが、このインラインインデント構文です。

既存の方法 - 「ここまで」でブロックの終わりを示す *

従来、条件で処理を分岐する「もし」構文や、指定回数の繰り返しを行う「N回」構文を使う場合、ブロックの終端を示すのに「ここまで」を記述しました。以下のように記述します。

   v3.5.3

インラインインデント構文 - ブロックの終端をインデントの深さで示す *

インラインインデント構文を使う場合には、次のようにコロン「:」とインデントでブロックを記述します。ポイントは、ブロックの開始行末尾にコロン「:」を記述し、終端まで同じようにインデントすることです。

   v3.5.3

繰り返し構文にて *

同様に、繰り返す文では以下のように記述します。

   v3.5.3

関数宣言にて *

関数定義でも、同様にインラインインデント構文が使えます。

   v3.5.3

メモ *

このインライン・インデント構文を使う場合、インデントに使える文字は以下の通りです。

メモ *

インラインインデント構文では、インデントの変化を数えて、自動的に「ここまで」を挿入する仕組みになっています。

参考 *