このページの内容を解説するYouTube動画があります。
https://youtu.be/EPRytF4Jdo4
なでしこを使うと手軽にいろいろな計算が可能になります。ここでは、計算の方法を学びましょう!
なでしこで簡単な計算を試してみましょう。
複雑な計算もあっという間に計算してくれます。試してみましょう。
また、丸カッコで数式を括れば、その数式を優先して計算してくれます。以下の二つの式の答えを比べてみてください。
ここで疑問があります。「1+1」とだけ書いて「表示」を消すとどうなるのでしょうか。
ただ計算式を書いただけでは、なでしこの文の規則から逸脱してしまうのです。そこで「1+1を表示」のように、完全な命令文を記述する必要があります。
ですから「(計算式)を表示」とか「(計算式)を言う」と書けば良い訳です。これで、なでしこを計算機のように使えます!!
そんな時のために特別な「??」記法が用意されています。
「?? (計算式)」のように書くと「(計算式)を表示」と書くのと同じ意味になります。
ところで、なでしこではどんな計算ができるでしょうか。四則演算や括弧を使った計算が可能です。
なお、以下のような計算ができます。
演算子 | 役割 | 記述例 |
---|---|---|
A+B | 足し算 | 3 + 5を表示 |
A−B | 引き算 | 10 - 5を表示 |
A×B または A*B | 掛け算 | 2 * 3を表示 |
A÷B または A/B | 割り算 | 10 / 5を表示 |
A%B | 割り算の余り | 10 % 3を表示 |
A^B | 階乗(べき乗) | (2 ^ 3)を表示。#→8 |
A&B | 文字列の足し算 | (3 & 5)を表示。#→35 |
なお、マニュアルの文法ページでより詳しい使い方を紹介しています。
実際的な問題でプログラムの使い方を学んでみましょう。以下の問題をプログラムで解いてみてください。
【問題】仲の良い友達2人を誘って(つまり友達二人と自分の合計3人で)スキーに行きました。スキー場までは、レンタカーを借りていきました。レンタカーの料金が7000円、高速道路の料金が片道4000円でした。仲の良い友達同士なので、この費用は割り勘ということで等分に3で割ることにしました。一人分の費用はいくらでしょうか。
ヒントですが必要な経費を箇条書きにしてみましょう。
それでは、プログラムにしてみましょう。
これを計算すると一人分の旅費である5000と結果が表示されます。
それでは、実際に計算を試してみましょう。以下の(2×3+5)の部分の計算式を修正して計算してみましょう。例えば、750円のイチゴを8パック買ったらいくらになるでしょうか。消費税も一緒に計算してみてください。
他にも、実際に以下の計算式を変更して結果を表示させてみましょう。
次回、変数について紹介します。