日本語プログラミング言語「なでしこ」 > 戻る

音楽の再生

 なでしこで手軽に音楽再生できます。
■再生方法
  ┣音で知らせる
■MCI
  ┣MCI送信

再生方法

『再生』命令を使うと、さまざまな音楽ファイルを再生できます。内部的にはMCIを利用しているので、メディアプレイヤーで再生できるファイルの種類なら再生できます。

Windows Media Player 9.00がインストールされいている場合は、MIDI, WMA, WAV, AU, AIFF, MP3, AVI, MPEGなどを演奏できるようです。

「xxx.mid」を再生

『停止』命令で演奏を停止できます。

音で知らせる

ピッと音を鳴らすだけならば、「BEEP」と書くと音が鳴らせます。

MCI

MCI命令を使うと、もう少し細かく演奏を制御できます。『MCI開く』でファイルを開きます。そのとき、開いたファイルをなんという識別子を使って制御するかを指定します。(これは半角英数で指定します。)

その後、『MCI再生』や『MCI停止』などの命令を識別子を使って制御できます。

「音楽ファイル.mp3」「music」でMCI開く
「music」をMCI再生
「停止」と言う
「music」をMCI閉じる

また、『MCI開く』では識別子を指定してファイルを開くことができますので、複数のファイルを開いておいて、任意のタイミングで再生するということが可能になります。

「MCIを開きます」と言う
「xxxx.mid」「p1」でMCI開く
「xxxx.mid」「p2」でMCI開く
「xxxx.mid」「p3」でMCI開く
「再生します」と言う
「p2」をMCI再生
「停止します」と言う
「p2」をMCI停止
「MCIを閉じます」と言う
「p1」をMCI閉じる
「p2」をMCI閉じる
「p3」をMCI閉じる

MCI送信

MCI送信命令を使うと、さらに細かい指定が可能になります。例えば以下は、繰り返し再生を行う例です。(ただし、再生する音楽の種類によってはサポートしないこともあります。)

「音楽ファイル.mp3」「music」でMCI開く
「play music repeat」をMCI送信
「停止」と言う
「music」をMCI閉じる

そのほかのMCIコマンドの例です。他にもありますが、代表的なものをのせておきます。

コマンド  説明
play NAME repeat  音楽をループ演奏する
pause NAME  音楽を一時停止する
seek NAME to POS  演奏位置をPOSに変更する
status NAME length  演奏の長さを求める
status NAME position  曲の演奏位置を求める



→トップへ →目次へ