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INIファイルの読み書き

INIファイルとはWINDOWS 95/98/MEのころ、WINDOWSの設定やデータを保存しておくのに利用したファイル形式です。現在ではWINDWOSの設定はレジストリに保存されていますが、オンラインソフトなど小規模なソフトでは今でも、INIファイルへデータが保存されることが多いようです。
■INIファイル読み書きの基本
■読み書き例

INIファイル読み書きの基本

INIファイルは以下の手順で操作します。

以下は、デスクトップにINIファイルを作って、テストというデータを保存しています。

「{デスクトップ}test.ini」のINI開いてHに代入。
Hで「セッション」「キー1」「テスト1」をINI書く
Hで「セッション」「キー2」「テスト2」をINI書く
HのINI閉じる

これを実行するとINIファイルには以下のようにデータが書き込まれます。

[セッション]
キー1=テスト1
キー2=テスト2

つまり、INIファイルは、大きくセッションに分かれていてセッションの中にキーがあり、そのキーに値を読み書きできるようになっているのです。

[セッション1]
キー1=xxx
キー2=xxx

[セッション2]
キー1=xxx
キー2=xxx

[セッション3]
キー1=xxx
キー2=xxx
...

読み書き例

以下は前半でINIファイルへデータを書き込んで、後半でそのデータを読み込む例です。

# INIファイル保存例
「{デスクトップ}test.ini」のINI開いてHに代入。
Hで「子供」「名前」「太郎」をINI書く
Hで「子供」「趣味」「読書」をINI書く
HのINI閉じる

# INIファイル読み込み例
「{デスクトップ}test.ini」のINI開いてHに代入。
Hで「子供」「名前」をINI読んで表示。
Hで「子供」「趣味」をINI読んで表示。
HのINI閉じる

画面に「太郎」と「読書」と表示されるはずです。



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