文字列を表すには、以下の4つの記号が使えます。
「あいうえおかきくけこ」#展開あり
『あいうえおかきくけこ』#展開なし
"あいうえおかきくけこ" #展開あり
`あいうえおかきくけこ` #展開なし
文字列中で、「{変数}」のように、{}の中に式を書くと、{}の中が評価され展開されます。
名前は「くじら」
「私は、{名前}です。」と言う。
# ↑「私は、くじらです。」という結果を返す
「さいころの目は...{1+6の乱数}です。」と言う。
※ひまわり1では、『¥』の記号をシーケンスとして展開していましたが、パスの区切りなど面倒なことが多かったので、展開できるのは、{}だけとしました。
記号 | 意味 |
{改行} | 改行 |
{タブ} | タブ |
{〜} | 改行 |
{>} | タブ |
{[} | 「 |
{]} | 」 |
{カッコ} | 「 |
{カッコ閉じ} | 」 |
{波カッコ} | { |
{波カッコ閉じ} | } |
{二重カッコ} | 『 |
{二重カッコ閉じ} | 』 |
{¥n} | 改行 |
{¥t} | タブ |
{¥s} | スペース |
{¥0} | ヌル文字 = chr(0) |
{¥(数値) (数値) (数値) ...} | アスキーコードの直接埋め込み |
{¥(文字)} | (文字) 文字の表示 |
特殊記号が連続する場合は、カンマやスペースで区切って、{...}と波カッコの中に特殊記号を複数記述することにより、連続した特殊記号を記述できます。
「aa{\13,10}aa」と表示。# aa {改行} aa
「aa{>>〜}aa」と表示。# aa {タブ}{タブ}{改行} aa
「あ{改行}{タブ}あ」は、「あ{\13,10,9}あ」や、「あ{\n\t}あ」や、「あ{〜>}あ」と書いても同じ意味です。
また、アスキーコードを16進表記したい場合は、「あ{\$D,$A}あ」と、$をつけます。
それから、漢字コードを直接指定することもできます。先ほどのコードも「あ{\$0D0A}あ」と書くこともできますが、MaxInt(2147483647) を超える数値を指定するとオーバーフローのエラーが起き失敗します。
その場合は、以下のように{カッコ}、{カッコ閉じ}と書くか、{[}、{]}と書きます。
「子曰はく{カッコ}学びて時に之を習ふ…{カッコ閉じ}」と表示。
「子曰はく{[}学びて時に之を習ふ…{]}」と表示。
また、波カッコ{...}を表示したい時も、{波カッコ}、{波カッコ閉じ}と書きます。
「{波カッコ}abcd{波カッコ閉じ}」と表示。# 表示結果→{abcd}
ほかに、波カッコは、{¥(文字)}の機能を使って以下のように書くこともできます。
「{\{}abcd{\}}」と表示。# 表示結果→{abcd}
文字列を配列としてアクセスすることにより、文字列の任意の行を抜き出すことができます。
あは「あああああ
いいいいい
ううううう」
あ[2]を言う。 # 「ううううう」が表示される
配列は0からはじまりますので、上のプログラムで、あ[2]と書くと文字列の3行目を取り出します。
「&」を間に書くことよって、文字列を接続することができます。
「文字を」&「結合する」と表示する。