なでしこの基本 *

なでしこは、日本語のプログラミング言語です。日本語でプログラムを記述します。プログラミング言語でありながら、自然言語の「日本語」としても、読むことができて、意味を掴むことができることを目標としています。

一番簡単なプログラム *

例えば、以下のように記述すると、画面に「こんにちは」と表示します。そのままWebブラウザ上で、実行できますので、「実行」ボタンを押して試してみてください。

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助詞区切りの法則 *

日本語では多くの場合「漢字やカタカナ+ひらがな」という形をしています。そのため、なでしこでは、助詞「と」「を」「が」「から」「まで」などで、単語の区切れを認識しています。つまり、上記のプログラムでは、『「こんにちは」|と|表示』と区切りを解析します。

もちろん、語句の区切れを明示的に示したい場所に、句読点を入れて書く事もできます。

   v3.5.3

命令文の基本的な文形 *

そして、なでしこのプログラムの構造は、以下のような形式になっています。

引数+助詞、引数+助詞、 ... 関数。

『「こんにちは」と表示』という命令文で言えば、「こんにちは」が引数で、「表示」が関数となります。

また、関数を記述する場合、送り仮名はある程度自由に記述できます。例えば「表示」であれば、「表示する」とか「表示しろ」とか「表示して」のように書いても問題なく動きます。

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加えて、命令の引数には必ず助詞を指定します。助詞はそれぞれ異なっています。そのため、命令は語順ではなく助詞によって引数を判別します。つまり、「AからBへファイルコピー」と書いても「BへAからファイルコピー」と書いても同じ意味になります。

計算式を引数に記述できる *

引数の部分には、計算式を記述することができます。

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関数を引数に記述する方法 *

命令文の引数に指定できるのは、値および計算式です。計算式で、関数を呼び出す場合には、以下の形式で関数を記述する必要があります。

   v3.5.3

ここで、FLOOR(数値)は、数値の小数点以下を切り捨てる関数です。

関連事項 *