キー入力イベントを受け取る方法 *

キーボードの入力に対応するプログラムを作るには、キーイベントを設定します。キーが入力されたタイミングで何か処理を行うには、以下のような関数を利用します。

関数名

説明

キー押した時

キーを押した時に実行するイベント

キー離した時

キーを離した時に実行するイベント

キータイピングした時

キーをタイプした時に実行するイベント

そして、変数「押されたキー」に押したキーの名前が代入されます。なお、キー入力イベントを取得できるのは、キーの入力ができるテキストボックスなどの部品、あるいは、ブラウザのページ全体を表す変数「DOCUMENT」です。

簡単な利用例 *

ここでは、ページ全体のキー入力を得て、画面に押されたキーを表示するプログラムを作ってみましょう。プログラムを実行したら、適当なキーを押してみましょう。

   v3.5.3

キーイベント発生のタイミングについて *

キー入力に関するイベントには3つのイベントがありますが、どのような順番で発生するのかも確認してみましょう。例えば、[a]というキーを押した時の様子は以下のようになります。

  • [a]キーを押した場合
    • 「キー押した時」が発生
    • 「キータイピングした時」が発生
  • [a]キーから手を離した場合
    • 「キー離した時」が発生

「キー押した時」と「キータイピングした時」の違いは? *

それでは、「キー押した時」と「キータイピングした時」はどう違うのかでしょうか。最も大きな違いは、「キー押した時」と「キー離した時」ではShiftキーなどの修飾キーを押した時や、カーソルキーを押した時にもイベントが発生します。

しかし、「キータイピングした時」ではShiftキーやカーソルキーなどのキーは取得できません。その代わり、[Shift]キーと[a]キーを同時に押した時には、大文字の[A]が変数「押されたキー」に代入されます。

参照 *