|
|
|
|
|
プログラミング基礎編〜計算機の代わりに使う |
|
|
|
|
|
なでしこを電卓として使う |
|
|
|
次になでしこを電卓の代わりとして使ってみましょう。以下が、1+1を計算して画面に表示するプログラムです。 |
|
|
|
1+1を表示。
|
|
|
|
プログラムを実行すると、画面に2が表示されます。 |
|
|
1+1だけじゃだめなの? |
|
|
|
先生、質問!
1+1だけじゃ計算してくれないのですか? |
|
|
|
それでは、『1+1』とだけエディタに書いて実行してみましょう。どうでしたか? |
|
|
|
『1+1』を実行してみましたが、何も表示されませんでした。1+1だけだと計算してくれないんですね? |
|
|
|
そんなことはありません。『1+1』を計算します。しかし、計算しただけでは、画面に表示されないんです。分かりますか?
プログラムでは、計算しただけではだめなんです。計算した結果を『表示』する必要があるんです。 |
|
|
クジラに計算した結果を言わせよう! |
|
|
|
計算した結果を表示するには、『表示』という命令を使うのが一番簡単ですが、前のページでやったクジラの台詞として計算結果を表示させることもできます。
|
|
|
|
では、『1+2×3』という計算の結果をクジラにしゃべらせてみましょう。以下が、クジラに計算の結果をしゃべらせるプログラムです。 |
|
|
|
クジラが1+2×3を言う。
|
|
|
|
1+2×3の計算の答えは7です。(*1)
ですので、クジラも 7 と答えたはずです。
このように、足し算・引き算よりも掛け算・割り算を優先して計算してくれます。 |
|
|
また、(1+2)×3などとカッコで括ると、カッコの中を優先して計算するようになります。以下のプログラムを実行すると、答えの9が表示されます。 |
|
|
|
(1+2)×3を表示。
|
|
|
複雑な計算 |
|
|
|
さて、もっと複雑な計算をさせてみましょう。なでしこを使えば相当複雑な計算もあっというまに答えを出してくれます。数字ばかり見ていても面白くないので問題を出します。この問題をプログラムを使って解いてみましょう。 |
|
|
問題
|
仲の良い友達3人と雪山へスキーに行きました。スキー場までは、レンタカーを借りていきました。レンタカーの料金が7000円、高速道路の料金が片道4000円でした。仲の良い友達同士なので、この費用は割り勘ということで等分に割ることにしました。一人分の費用はいくらでしょうか。 |
|
|
|
え〜っと・・・
レンタカー代が7000円
高速道路代が4000円(片道)×2
これを3で割ればいいのですよね?
以下のようなプログラムで問題を解くことができました。合ってますか? |
|
|
|
(7000+4000×2)÷3を表示。 |
|
|
|
よくできました。これを計算すると一人分の旅費である5000と結果が表示されます。 |
|
|
計算できる演算子の一覧 |
|
|
|
なでしこでどんな計算ができるのか一覧表にしてみました。 |
|
|
演算子 |
意味 |
例 |
答え |
+ |
たしざん |
3+5を表示 |
8 |
− |
ひきざん |
3−2を表示 |
1 |
× または * |
かけざん |
2×3を表示 |
6 |
÷ または / |
わりざん |
4÷2を表示 |
2 |
% |
わりざんのあまり |
10%3を表示 |
1 |
^ |
べき乗 |
2^3を表示 |
8 |
|
|
|
|
ここで注目したいのが、掛け算として使える「*」と割り算として使える「/」の記号です。WINDOWSの標準の電卓を起動してみてください。そこでも同じように掛け算と割り算の意味として使われています。
また、一般的なプログラミング言語でも、この記号を使って計算をさせることができるので覚えておいて損はないでしょう! |
|
|
|
|
|
|
次のページ→変数を使う
前のページ←プログラミング基礎編
|
|